プラットフォームやオンライン決済機能は2019年5月のサービスインを目指し、スマートフォンに対応するNFC TypeA/B規格対応のmicroSDカードは秋頃の販売開始を目指すという。
参考:ケータイWatch
日本で普及するFelicaはNFCの一種ながら「TypeF」と呼ばれる独自性があるため、残念ながら現在発表されているINCIRの仕様ではSuicaが使えません。
一方で、日本では2018年末で一旦は撤退したスマホによるVISAカードの非接触決済「payWave」が、これで復活する可能性が高くなってきました。
現在でもGooglePayやApplePay、おサイフケータイなどを経由すればiDが使えるためVISAユーザーでモバイル決済を利用していた人の中でも「payWave」が使えなくなったことでVISAのモバイル決済が使えなくなったという印象は薄いでしょう。
しかしINCIRを使うことで、欧米で広く普及したVISAやMasterの非接触決済が容易に使えるようになれば、欧米のインバウンド需要の取り込みに優位になる可能性があります。
また、最近話題の中国系QR決済も、現地ではセキュリティの甘さが問題になってきており、中国外普及の足かせとなっています。中国ではまだまだ一般へのクレジットカード発行に対する壁が高い印象ですが、逆に中国以外では普及していないQRコード決済以外の手段の方が日本では馴染みが強く、クレジットカードをコアにする非接触決済手段の普及は、日本でのモバイル決済の普及にも一役買うことは必須だと思われます。
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