NFCタグシールを使ってスマホに金属ケースを付けたまま電子ロックを解除できるようにした

子供に何度か鍵をなくされたり、学校に鍵を持って行くのを忘れたりしたのもあって、何年か前から株式会社フキの電子ロック「インターロック」を玄関に着けています。

これの鍵は、元からついているカードキーの他、ISO14443A(MIFARE)とISO18092(FELICA)に対応しているので、おサイフケータイ対応機種や、一部スマホのNFCで解錠可能ですが、残念ながら今使ってるHUAWEIのMATE9のNFCでは解錠ができませんでした。

一応サイフに入れているSUICAとIDカードは登録してあるのですが、犬の散歩のときに毎回サイフを持って歩くのも面倒ということでNFCの業務用開発キットなどで実績のあるオレンジタグス社のNFCタグを追加して使っていました。


しかし、これ単独だと軽過ぎて持ち歩いている実感が少なく、また結構厚みもあって持ち歩くのに不便だったため、なんとかシールタイプのNFCタグが使えないかと思っていました。

そこで今回目を付けたのが、同じオレンジタグス社の製品でキーホルダータグと同じMIFARE規格のNFCタグシールでした。



しかし、ケースの内側に張り付けた場合、NFCは金属に近すぎるとエラーを起こします。今回もテストしたところ、シール単独では解錠できるものの、やはりケースに張り付けてスマホをケースに入れると解錠できなくなります。

このままでは折角500円以上したシールが無駄になってしまいます。

そこで見つけたのが100均に売っている「磁気エラー防止シート」です。FeliCa系カードの間に挟んで読み取りエラーをなくすためのものです。
今回はたまたま買い物に行った先にあったSeriaで購入しました。


ケースの裏面外側にタグシールを張り付け、本体とタグシールの間にこの磁気エラー防止シートを挟むように入れます。今回は両面テープを使ってケースの内側にタグシールを覆うように貼り付けました。

結果としては、問題なくケースを電子ロックに近づけるだけで解錠できるようになりました。これでサイフも鍵も持たず、スマホだけで出かけられます。

ただし、ケース自体が金属でできているものの場合は、防止シートを使っても使えない可能性があります。
手帳タイプのケースの場合は、表紙側にカードホルダーがある場合も多いと思いますので、その場合はカードキーを入れておけばいいですし、SuicaなどのFeliCaカードで代用が可能ですので、あくまでも特殊な例かもしれません。

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